「天は神の栄光を語り告げ 大空は御手のわざを告げ知らせる」
詩編19篇1節
2020年のAHKカレンダーの応募は神の御手の業なる大自然を表現する
ことがテーマでした。
22点の応募の中から4点が選ばれカレンダーが完成しました。
写真もさることながら、カレンダーのレイアウトにも毎年感心させられます。
やさしいタッチで春夏秋冬の写真を配置し、一年中見飽きず、とても見やすい
カレンダーに仕上がっています。
以下、青森県写真連盟顧問の芦名公雄氏の写真審査総評を記させて頂きました。
優秀賞「樹氷」
紺碧の空に輝く太陽。逆光の稜線に樹氷が並び画面下に大きくシュプールが
躍動感与える。まさに息を呑む絶景と思いますし、テーマ聖句がそのまま
あてはまるようです。プリントも繊細で美しい仕上げになっています。
入賞「ひまわり」
素直なアングルです。画面中央に凛とする大輪の花、麓には群生するひまわりが
見え、畑のイメージが広がります。青空のコントラストもインパクトあります。
入賞「みろくの滝」
県内の代表的な滝を、紅葉が岩盤を埋め尽くす最高の情景を捉えています。
さらに流れる水の表現を優しく真っ白に写し出す撮影技術に毎回感心させられます。
特別賞「ホウアカ」
じっと待つ野鳥撮影の場合、装備が大変といわれます。
作品は身近な里山を散策しながらの撮影でしょうか。
お花畑での出会いのような小鳥の囀りが聞こえてくるようです。
そーと近寄り、シャッターを切る感動が伝わってきます。
青森県田子町にある「みろくの滝」は筆者の写真です。
ブナの原生林に囲まれ神々しい姿を表す神秘の滝。
高さ30m、巾20m、幾条もの細い糸を引いて岩盤を滑り落ちるので、
「ソーメンの滝」とも言われています。またスヌーピーの滝とも。
みろくの滝に隣接する親水広場では、ピクニックができる広場となっており、
ゆったりとした自然を満喫することができます。
新緑から紅葉までシーズンを通して楽しめます。
今年も大自然の中で神の大いなるわざを存分に味わうことができました。
来年は八甲田山中のブナの林の中で蝉の孵化する瞬間を是非写真に納めたいと
すでに私の心は初夏のブナ林に馳せています。