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銀嶺草 ( ぎんれいそう )

2016年の7月、生まれて初めて目にした珍しいお花がありました。
そこは八幡平地熱蒸気染色をしているお隣の「 アルペンローゼ 」の喫茶室。

八幡平「 アルペンローゼ 」素敵なコーヒーカップで美味しいコーヒーを戴きました。

それは銀嶺草が一本だけ写っている写真でした。
それから間もなくして、偶然にも友人から銀嶺草の写真をプレゼントされました。
そこには八甲田山中の苔生す大木の根元で、まるで森の妖精のようにうつむいて
咲いている10本ほどの銀嶺草たち。感動です。

是非私も銀嶺草の写真を撮りたいと咲く時期を待つこと1年。
やっと昨日出会うことが叶いました!!
八甲田山中のブナ林の中です。

腐生植物としてはもっとも有名なものの一つで別名ユウレイタケとも言われます。
半透明の美しい植物です。

日の当たらない林の中でひっそりと咲く銀嶺草。銀竜草とも呼ばれます。
葉緑素は全くないので透き通るほど葉も茎もお花も全身純白です。

愛らしい姿と透明な体の氷の妖精と言われている深海のクリオネ
銀嶺草もまたクリオネのように樹海の妖精みたいです。
落ち葉までも美しい銀白色のお花に蘇らせてしまう神さま、ほんとうに素晴らしいですね。