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 紫陽花まつり 大仏公園 ( 弘前市 石川 )  パート Ⅱ

 弘前市・大仏公園。
ここは大浦為信が攻略した城のひとつ、石川城があったとされる場所です。
石川城は別名を「大仏ヶ鼻城」といいます。
「寝ている大仏様の鼻に似ているから」という言い伝えから由来しているそうです。
現在は大仏公園の名で親しまれています。

公園入口すぐ右手に階段があり、そこをちょっと登るとすぐ三十三観音が鎮座しています。
初めて足を踏みいれる場所。
雨がしとしと降り、一人ではちょっと寂しい雰囲気ですが勇気を出して登ってみました。

『 「 観音経 」には観音様が三十三の姿をとって私達を救済すると説かれていることから
「 三十三観音信仰 」が始まりました。

 観音様というのは色々な観音様がいて、その時々で「 変身 」をするのだそうです。
人々の悩み、質問に合わせて姿形を変え教えを授けたり、願いを叶えたりします。

 その身を変える多さから33という数が出てきたのかも知れません。 』

 と、「 置場三十三観音札所会 」の会長の高橋玄舟氏がインタビューに答えています。

ちなみに、上杉家の重臣であった直江兼続公の後室、お船の方は観音信仰が篤かったそうです。

大仏公園は春は桜、7月は紫陽花、秋は紅葉と市民の憩いの場として親しまれています。
アジサイのお花は20種類、2500本が植えられています。

日本特有の梅雨を美しく演出する「 紫陽花 」
もともと日本固有のものは「 ガクアジサイ 」なのですが、現在一般的に見られるものは、
セイヨウアジサイ「 ハイドランジア 」という品種。

セイヨウアジサイは花が大きく花の色合いも深く風情もあります。
花色は紫、ピンク、青、白と様々ですが、土壌が酸性だと青、アルカリ性では赤になります。

もともと日本の土壌は酸性であるため日本古来のガクアジサイは青色で、ヨーロッパの土壌は
アルカリ性のため青かった花も自然と赤に変身するそうです。

フランスの土壌はアルカリ性のためピンクが主流。
色づいたピンク色のアジサイはとても可愛らしく「 元気な女性 」という花ことばがあるようです。

母の日の花といえばカーネーションですが、最近は紫陽花も人気のお花となっています。
カーネーションは育てるのが難しく、紫陽花は宿根ですから寒冷地でも毎年花を咲かせてくれるのが
人気のようです。

最近は結婚式の装花として紫陽花を使う人が増えています。
アジサイの花ことばには移り気、浮気などという花ことばがありますので以前は結婚式には
タブーとされてきましたが、小さな花が集まって大輪の花に見える様子から「 家族団欒 」
といった花ことばもあり、しかも一本でも花束に見えますからジューンブライドにはぴったり
のお花でもあります。

愛する日本女性の面影を表して「 忍耐強い愛 」という花ことばもあります。
上り坂、下り坂、ま坂の結婚生活!女性の忍耐強い愛がなければ・・・・・ですね。

奥さまを私物化していらっしゃいませんか?
朝ドラ「花子とアン」に登場する九州の石炭王、嘉納傳助のようにマサカの坂になりませんように・・・
ごきげんよう