ホテルに着き夕食までの二時間、さて何をしようかということで
歩いて3分ほどの昭和記念公園に滑り込みました。
国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として
米軍の立川飛行場跡地に作られた総面積180haにも及ぶ国営公園です。
東京の各駅構内は勿論のこと、どこにでも階段の他にエスカレーターが
設置してあり、非常に高齢者に優しい街です。
園内にあるこのエスカレーターの左側にはゆるやかな階段もありました。
東京都立川市・昭島市にまたがって位置し、「緑の回復と人間性の向上」を
テーマに豊かな自然環境の中で多彩なレクレーション活動の場となるよう計画
されました。
昭和58年10月26日、第一期開園区域として70haが
開園しました。
立川口ゲートを入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのはこのカナールです。
カナールは造園用語で「修景手法の一つで細長い直線水路」を意味しています。
全長200mの水路には大小5つの噴水があり、その両側には合計106本の
イチョウが左右対称に2列ずつ植栽されています。
このイチョウは基地時代に植栽されたものを移植したもので、開園からの年月を
経て見事な緑の回廊へと成長を遂げました。
秋には黄葉が美しく、昭和記念公園の二大黄葉スポットの一つとなっています。
通路に銀杏の実がいっぱい落ちていました。
樋口恭一「風になって」 自転車専用道路を貸自転車で。
広~い園内を9000歩近く歩き、さらに貸自転車で大急ぎで見て
回ったのですが、51ヶ所の施設の内、7ヶ所しか見ることができま
せんでした。
コスモス畑までたどり着くことが出来ず残念でしたが、公園入口には
大きなキンモクセイの木が両側に2本あり、いい香りで送迎してくれました。