後藤伍長の銅像から十和田湖方面へ2キロほど走ったブナ林の中。
千年の時を経た古木ごしに森を覗いてみると、ブナの根の回りの残雪が丸く融け、
間もなく新緑の季節を迎えようとしていました。
オヤ?二股に別れた木間からこちらの様子をじっと伺っているのは森の妖怪?
同じ根から生まれた二本の枝なのに、人間の兄弟のようにそれぞれ性格がちがいます。
良く見ると右側の木はお猿さんのようなお顔にも見えます。
阿吽?
左の巨人が大きな口を開け「 阿・あ 」
右の巨人は口を固く閉じ「 吽・うん 」に見えるのですが・・・
大きく口を開け頭には角が生え、ちょっとグロテスク。
なんだか人なつっこそうな優しそうな妖怪。
片手を上げ、「 やあ〜!いらっしゃい!! 」と笑顔で迎えてくれました。
雪どけが始まり、また今年も新緑の季節を迎えようとしている八甲田山でした。