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弘前公園  天守動く    8月16日

帰省した娘が最後の弘前城天守の雄姿を見ておきたいという希望で朝5時弘前公園
行って来ました。


朝夕はめっきり涼しくなり、空にはうろこ雲。
天守のてっぺんのシャチに烏が朝日を待っていました。

今日8月16日、石垣を修理するのに伴い、国の重要文化財天守をジャッキで持ち上げ、
解体せずに移動させる約100年ぶりの「曳屋」工事が始まります。

左の天守から右側のグリーンの所まで約70m。
天守を70cm持ち上げ、9月20〜27日に応募者らを対象とした「曳屋体験」などのイベントで
多くの市民の手により移動されます。

「 曳屋 」観覧用に設置された展望台より。
今後、レール上の台車に乗せ、約2カ月かけて70メートル離れた仮設の天守台まで移動されます。

早朝にもかかわらず、多くの観光客が訪れ、最後の雄姿を写真に納めていました。

下乗橋より。
天守は高さ14.4メートル、重さが400トンで、この日の持ち上げには27台の油圧ジャッキを使用。
今日(16日 )午前10時からの「 地切式 」の後、今日は20センチ天守が持ち上げられるそうです。
その4時間前の写真です。

順調に工事が進むと6年後にはまたこの位置に天守が戻ります。

内濠に映る天守とも、暫らくの間お別れです。

北の廓・館神跡で長期工事の安全を願うかのように、白いムクゲのお花が天守を見つめていました。