町あるところにねぷたあり
現在、青森県地方には数十にも及ぶねぷたが伝わっており秋田県や石川県、
富山県の一部でもよく似たまつりが行われているようです。
昨日、東京在住の娘が年末年始のラッシュを避け、帰省した折に初めて
我が家から車で1時間ほどの五所川原の立佞武多の館に行ってきました。
立佞武多は今から約1世紀前の明治中期から大正初期に行われていた五所川原の伝統民俗。
その高さの隆盛を極めていましたが、電線の普及と共に、背の低いねぷたとなりました。
当時の写真と台座の図面が出てきたのをきっかけに1996年市民有志が高さ22mの
巨大ねぷたを復元。
立佞武多( たちねぷた )と命名し、1998年よりまつり名を「 五所川原立佞武多 」
として約90年ぶりに復活したのでした。
吉幾三の「立佞武多」の歌詞の中で歌われている ” ヤッテマレ!ヤッテマレ! ”の
掛け声のもと、五所川原市街地を練り歩きその圧倒的迫力で沿道の観客を魅了します。
ラッセラ〜!ラッセラ〜!ラッセラッセラッセラ〜〜!の躍動感溢れる青森ねぶた。
五所川原立佞武多、青森ねぶた、弘前ねぷたの大きさの比較です。
雲 漢( うんかん )
ねぷたまつりは七夕の日の「 眠り流し 」( 燈籠流し )が起源という説があり
台座に書かれる「 雲漢 」は「 天の川 」という意味があるそうです。
この立佞武多の館の天井にも「天の川」が映し出されます。
2014年制作の「 国性爺合戦和藤内 」高さ約23m・重さ約19トン。
どれほど大きいか・・・立佞武多の前に立ってみました。
〈 立佞武多祭り 〉
毎年8月4日〜8日の5日間、19時〜21時開催。
館のガラス面が開き、立佞武多が出陣する姿は圧巻だそうです。