ここしばらく不安定なお天気が続き毎日雨が降ったり止んだり・・・
でも今日はお茶会にふさわしい晴れ晴れとした良い天気!
第54回目の弘前市民文化祭の一環としてのお茶会が禅林街の
4ヶ所のお寺様を貸し切り開催されました。
毎年この日だけは禅林街は着物姿の女性たちで華やぎます。
娘と孫も表千家流席の欄庭院に集合です。
弘前市内外の茶人たちの一合一会。
千利休の侘び寂びの世界を味わうことができたでしょうか。
男性の茶人は約1パーセント。
日本の・・・いえ、世界で最高のおもてなしの作法。
多くの男性にも茶の心を味わって頂きたいと思います。
10数年前の同茶会にて茶席に入り驚いたことがありました。
そこには袴を身に着けお点前をしている凛々しい男性の姿がありました。
なんと同じダンス教室の先輩でした。😲黒一点びっくりでした。
ちなみに絹の着物は繭玉何粒から出来ているでしょうか。
なんと約2600粒(4.9㌔)です。
一粒の繭からは1300~1500m!!凄い!!
カイコは繭を作るために2日以上糸を吐き続けるそうです。
繭玉はカイコさんの棺桶なのですね。
自分で作ったシルクの棺桶の中で一生を静かに閉じるカイコさん。
その棺桶も人間への貴重なプレゼントとして。
また蛹は貴重なたんぱく源として食用にされています。
中国では「蚕蛹」と呼んで素揚げ、煮つけ、炒め物などに。
ベトナムでは「ニョンタム」と呼んで煮つけに。
タイでも素揚げにして食べています。
捨てるところが何も無い!
なんて素敵でしょう!!
人間大いに見習わなければいけませんね。
着物を着る時は2600匹のカイコさんの命に感謝ですね。
母から娘へそして孫へと代々大切に着物は受け継がれていきます。
着物を鑑賞するのも着るのも春夏秋冬、娘や孫のコーディネートも大好きです。