ようこそ「天女花フォトギャラリー」へ  このブログはふるさと弘前の四季と東北の温泉を紹介しております。

枯露柿

f:id:tennyobana:20201117072433j:plain

11月19日の弘前の最高気温は19.6℃。文句ない小春日和です。

家の廻りの落ち葉をかき集めたり、キムチ用の白菜二株、天日干しにして

塩で漬け込み、渋柿を75個皮をむき軒下に吊るしました。

 

f:id:tennyobana:20201017121003j:plain

鰐comeのお店でちょっと大きめの渋柿が34個で¥1000。安い!!

今まで渋柿を買ってまで干し柿にしたことはなかったのですが、あまりにも

見事な柿に惚れ、つい買ってしまいました。

 

f:id:tennyobana:20200919054228j:plain

          (鰐come通りの案山子)

生まれ育った生家の二階の軒下には毎年、1000個近くの柿のカーテンが

見事でした。剥かれた柿の皮は母が沢庵の漬物に入れていました。

丹精込めた父の枯露柿と母の沢庵の味は絶品でした。

 

f:id:tennyobana:20201017154150j:plain

          (弘南鉄道大鰐線車窓より)
 

塩漬けした白菜の水が上がるのを待ち、千切りにした人参とすりおろした生姜、

ニンニク、鷹の爪、一夜干ししたイカと、三枚おろしにし骨をすべて取り除き

一晩塩漬けにしたイワシなどを白菜の葉のあいだに挟みこみ、また10日ほど

漬け込みます。これがまたどこのお店にも負けないほどの絶品です。

枯露柿、キムチどんなお味になってくれるのか楽しみです。

 

山梨では干し柿を「枯露柿・ころがき」と言い、青森では「あんぽ柿」。

気候のせいか姿形もお味も全く違います。

太陽の光の有難さが身に染みる今日この頃です。