ようこそ「天女花フォトギャラリー」へ  このブログはふるさと弘前の四季と東北の温泉を紹介しております。

奥入瀬渓流冬景色   2月4日 立春

大雪が降り続いた数日後の2月4日、東北地方は良いお天気と
なりました。
朝7時半、再度奥入瀬渓流の冬景色の撮影に向かいました。

黒石市の沖揚平から城ヶ倉大橋までの区間は冬期間午後九時から
明朝の七時半まで通行止めです。
城ヶ倉大橋から城ヶ倉温泉に行く途中のブナ林は見事な雪の花が
見渡す限り咲いていました。

酸ヶ湯温泉から谷地温泉までの8キロのゴールドラインも冬期間
通行止めのため八甲田スキー場方面に左折し田代湿原を抜け
谷地温泉方面に迂回します。
この辺りが一番雪が深いですね。
両側の雪は二メートル程の積雪です。

奥入瀬に向かうまでの対向車はほとんどありませんでした。
多分この時期は物好きなカメラマンと宅急便しか利用しないのかも
知れません。

春には雪どけと共に八甲田山を借景に水芭蕉が咲き乱れる田代湿原。
アザミ、ゆり、ヤナギラン、ツツジなども咲き、カメラマンは必ず一度は
訪れる撮影スポットです。

谷地温泉
すっぽり雪に覆われていました。
帰り道、今回は時間もあるのでゆっくり温泉に浸かって帰ることができました。
二つの湯船があり、その内の一つはちょっとぬるめの38℃。夏でしたらゆっくり
浸かっていられますが冬はちょっと風邪を引いてしまいそうです。
もう一つは42℃。ちょうど良い湯加減です。
湯船の中は湯煙ですぐ近くの人のお顔も良く見えないほどの秘湯です。
入湯料は¥600ー。秘湯でありながら安いですね。
お薦めの一軒宿です。

帰り道、夕映えの田代湿原。

三乱れの流れ、阿修羅の流れの渓流の写真を撮りたくて出かけたのですが
岩の上の雪は枝から落ちる雪のため見るも哀れな姿でした。
諦め、帰り道ふと渓流に目をやると岩の上にイメージ通りの雪がこんもりと。

奥入瀬渓流では一番人気の銚子大滝。

滝の半分は氷柱でした。
シャッタースピードをもう少し早くしても良かったかな・・・と。
滝つぼをもう少し写したかったのですが雪が邪魔をして残念ながら
ここまででした。

奥入瀬渓流沿いの岩壁の氷柱。
いつも撮影に出かけると予想外の美しい光景に出会います。