「まるめろ」と言えば思い出すのは津軽弁詩人の高木恭造ですが、
丁度津軽の「おいわきやま」に初雪が降る頃、里ではまるめろが
玄関や居間に飾られいい香りを放ちます。
厳しい冬を覚悟する時期ホッと心を和ませてくれるまるめろ。
大好きです。
( 12月6日の誕生花・花ことばは魅惑、幸福 )
冬の月
かがごとぶたらいで おもでサではれば
まんどろだお月様だ
ふいだあどのやぶこいで
どサえぐどもなぐ わぁではてきたんだ
どしてあたらネにぐぐなるのだべナ
にぐがるのぁめごがるより本気ネなるもんだネ
そして今まだめごいど思うふのぁ どしたごどだバ
ああ みんなふぎとおんなしせぇ
過ぎでしまれば まんどろお月様だネ
( 高木恭造の詩集「まるめろ」より )
(津軽弁訳)
かがは妻・ ぶたらいでは殴って・ふいだは吹雪
やぶは積もった雪の中・どサはどこへ・わぁは私
にぐがるは憎い・めごがるは可愛がる・ふぎは吹雪