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井の頭恩賜公園    8月12日

娘たちがジブリ美術館を見学している間、私はジブリ美術館から
720m歩いて井の頭公園入口にやって来ました。
これから井の頭池を散策したいと思います。

池と雑木林がかもしだす武蔵野の面影を残す井の頭恩賜公園
なだらかな勾配を少し下ると井の頭池が見えてきます。

いくつもの噴水が勢いよく放射し、酷暑の池に涼しさを演出しています。

1917年(大正6年)5月1日開園。
東京都武蔵野市三鷹市にまたがる都立公園です。
三宝寺池石神井公園)・善福寺池と並び、武蔵野三大湧水池として
知られています。
日本さくら名所100選に選定されているほど池の周りには桜の木が
植えられています。

井の頭
徳川家康は江戸入府に際して上水道の整備を行う。
その際の水源として選ばれたのが井の頭池、その上水路が神田川
三代将軍家光がこの池の水は江戸の飲料水の源・上水の頭であることから
「井の頭」と命名

弁財天
天慶年間(938−946)に関東源氏の祖・源経基が、弁財天女像を
この地に安置したのが始まり。

建久8年(1197)に源頼朝が東国の平安を祈願してお堂を建立。
家光は寛永13年(1636)に先に焼失した弁財天の宮社を再建。

井の頭弁財天の本堂の裏手に、龍の形をした銭洗い弁天がある。
こちらでお金を洗うと、財産が増えるご利益があるといわれている。
弁財天(弁才天)は、もともとはインドのヒンドゥー教の神様サラスヴァティー
聖なる(豊かなる)河といった意味で、水の神様とされてきた。

弁財天は水源の守り神として、更には芸能・音楽の神として
江戸の庶民の信仰を集める。

農業や穀物の神様である宇賀神と習合して、五穀豊穣の神様として、
さらには「才」を「財」に置き換えて、財宝を授ける神様としても崇められる。

井の頭弁財天のご本尊は8本の手を持った八臂像で、頭上に宇賀神を載せ
鳥居を冠している。
12年に一度、巳年にご開帳宇賀神は老人の頭を持った白蛇の形をしており、
絵馬は干支に関わらず白蛇の図柄。

池に架かる弁天橋。
美しい風景なのに、なぜか気が晴れません。

多くの謎を残したまま2009年に公訴時効となった「井の頭公園バラバラ殺人事件」。
事件から22年、時効から7年が経ちました。
橋の奥の丁度人が立っているあたりが事件現場です。

丁寧に梱包されたビニール袋を清掃員が開けてみると、中身は人の足。
駆けつけた警察による捜索でブロック状に切り分けられた遺体が次々見つかる。
その数27パーツ、その寸法22㎝。その動機、その理由、不明。
多くの謎を残したまま迷宮入りした平成の怪事件。

池の傍の緑地に咲いていた白百合のお花。
人間の手で裁くことはできないことも、神さまはすべての人間をこの世の
終わりに裁かれます。

     「 人間には、一度死ぬことと死後にさばきを

                     受けることが定まっている。 」

                           へブル  9・7