ようこそ「天女花フォトギャラリー」へ  このブログはふるさと弘前の四季と東北の温泉を紹介しております。

芙蓉の花

毎年ねぷたまつりが始まる頃、我が家の庭に美しいピンクの芙蓉のお花が咲き初めます。
花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花。

やや寒さに弱い半耐寒性の樹木のようですが、真冬は氷点下10度近くになることもある
ここ弘前ですが大丈夫。
ひとつの花自体は短命ですが最盛期は暑さにめげず毎日新しい花を途切れなく咲かせてくれます。

幹は直立してよく枝分かれし、夏から秋にかけて最大直径15cmほどの花を咲かせます。
花色は品種によって白〜ピンクまで色幅(濃淡)があります。

花後には果実ができて晩秋から冬にかけて黄褐色に熟し、冬は落葉します。

フヨウ(芙蓉)
フヨウの花のように美しいしとやかな顔立ちの事を「フヨウの顔」と言います。
昔から美しい女性のたとえにもちいられ 花言葉も「しとやかな恋人」です。

そして『芙蓉』はしばしば富士山の美称としても使われます。

芙蓉の人〜富士山頂の妻』は、新田次郎の小説、並びにそれを原作としたテレビドラマ。

明治25年(1892年)、日本の気象予報を正確に把握するために、富士山の山頂に観測所を
設置しようと、野中到は富士山に登頂し、冬の寒さに耐えながら気象観測に力を尽くします。

                     ( 弘前公園植物園のアメリカ芙蓉 )

この物語は到と彼と行動を共にした夫人・千代子との夫婦愛と、気象観測に情熱を注いだ人生を
描いたノンフィクション。昨日が最終回でした。