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明治神宮御苑・花菖蒲

      うつせみの 代々木の里はしずかにて 都のほかの ここちこそすれ

                    明治天皇御製


隔雲亭を右に見ながら少し歩くとお釣台、そして木立の中をちょっと歩くと菖蒲田に出ます。
深い森に囲まれ、流麗な曲線を描く菖蒲田には現在、約150種1500株が咲き誇り、茅葺屋根の
四阿がただずむその風雅な景色は画家たちにも愛され、都会にいることを忘れさせてくれます。

1893年( 明治26 )明治天皇の思し召しにより、昭憲皇太后のために植えられた花菖蒲は
明治の御代から、みごとな美しさを保っています。

                いずれがアヤメかカキツバタ

明治神宮の花菖蒲は「 江戸系 」の品種が多く、特に江戸時代に数多くの名花を作出した菖翁こと
松平定朝の「 菖翁花 」を見ることができます。
「雲衣裳」「和田津海」「宇宙」「連城の壁」などがあるそうですが、見分けることは難しいです。