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子福桜 咲く  3月31日

弘前公園は2月の雪燈籠まつり以来の訪問です。
弘前公園内の植物園は4月中旬まで閉館、園内の蝋梅、今年も綺麗に咲いているのでしょうか・・・

内濠にはまだ所々残雪もあり、ぽかぽか陽気に一面、蕗の薹が咲き初めていました。

ソメイヨシノは4月18日開花、平年より5日も早く祭り開幕の23日には満開になりそうです。
さくらまつり ( 4月23日〜5月 6日 )の開幕前に開花すると4月17日に開花した
2009年以来の早咲きになりそうです。
下乗橋の橋の欄干は雪のため所々朱色の塗装が剥がれ落ち、これから桜まつりまでに綺麗にお化粧が始まります。

本丸のソメイヨシノ
木々の芽吹きは気候に敏感です。
三の丸ピクニック広場にある桃の仲間のロトウザクラは昨年より9日早く、30日に開花しました。

北の廓の子福桜は昨年より5日早く、3月29日咲き始めました。

ソメイヨシノほどの華やかさはないけれど、とてもカワイイ子福桜。


子福桜

北の廓の武徳殿。
この右手にマル葉万作の木が二本あります。

              「まんさくの 花のさかりや 春の雪」

                                      龍岡 晋

雪も消えかかり、お花の見ごろはちょっと遅かったようです。

             マルバマンサク  花言葉は 「 ひらめき 」

この花ことばはぱっとはじけたような面白い形から生まれたようです。
早春、葉に先駆けて枯枝に細く捩れた紐状の黄色い花を咲かせ青空にその黄色が一際浮き上がって見えます。

紐状の花びらが陽気な踊り子の手足のようでもあり、面白くユニークで、黄色い花びらと暗紫色の萼が
良いコントラストになっていて綺麗です。

早春のお花の中でもひときわ待ち望まれるマンサクのお花。
このお花が咲くともうすぐ本格的な春になるな、という思いを強くします。
昔から、春の兆しの中で人はこうした思いでマンサク(満作)が咲くのを待ち望んでいたのでしょう・・・
ほかの木の花に先駆けて春にいち早く「まず咲く」ことから、マンサク(満作)という名がついたという説があります。

もう一説には、早春に枝一杯に花が咲くところから、「豊年満作」の願いを込めて付けられたともいわれています。
農作物の作柄を占う「縁起木」として見られていたようで、「マンサク(満作)の花が上向きに咲いた年は「豊作」、「マンサク(満作)が咲かない年や少ない年は「凶作」などと占う地方もあるそうです。

4枚の縮れた花びらは輪になって豊年踊りを踊っている人形のように見え、農家では豊作を願って庭木として植栽されているそうです。
こうしたもろもろの思いを込めて見られるマンサク(満作)は、早春に咲く木の花の代表選手でもあります。

マンサクのお隣りでは黄色のサンシュユのお花も満開でした。