「 森の風階段ギャラリー 」
1階から3階までの階段通路は ” はせがわいさお ”のメルヘンの世界。
地球に愛を みんなに夢を 命あるものすべてに輝きを・・・
「絵」と「お話」と「朗読」でみんなの心と心があたたかくつながる
「コミュニケーションアート」の創作・発信活動を家族 3 人で行っている
はせがわファミリー。
階段手摺の途中にある35個の手のひらサイズの小さな灯りの中に宮沢賢治の
お話しの世界を楽しむことができました。
注文の多い料理店 ( 西洋料理店 山猫軒 )
「 どなたでもどうかお入り下さい。」
「 ことに肥った若いお方は歓迎します。」
「 注文の多い料理店ですからご了承下さい。」
「 どうか帽子と外套と靴をおとり下さい。」
「 壺の中のクリームを体に塗って下さい。」
「 いやわざわざご苦労さまです。」
「 大変結構にできました。」
「 さあさあおなかにお入り下さい。」
( こわいですね〜〜!)
「 東の白いお星さま、どうか私をあなたの所に連れてってください。」
よだかはどこまでもどこまでもまっすぐに空へ登って行きました。」
主人公よだかは容姿の醜さから他の鳥に馬鹿にされている。
鷹から名前を改めるように迫られ、従わなければ殺すと言われたことをきっかけに、
弱肉強食の生き物の世界で生きることへの絶望を深めたよだかは、 星々に自分も
星にしてほしいと願う。
星々はよだかの願いを叶えてはくれなかったが、 よだかは自らの力で空高く舞い上がり、
ついに燃え上がって星になるのだった。
谷川の岸の小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。
少年は地元の子供たちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け入れられ、
さまざまな刺激的行動の末に去っていく。
その間の村の子供たちの心象風景を現実と幻想の交錯として描いた物語です。
どんぐりと山猫
山猫からおかしなはがきが一郎のうちにやってきました。
呼び出された場所に行ってみると山猫はこんなことを頼みました。
「 おとといからめんどうな争そいがおこって裁判になりましたので
あなたのお考えを伺いたいと思いましたのです」
どんぐりの中で誰が一番えらいのかを一郎が決めることになりました。