2022-09-14 秋桜 淡紅の秋桜が 秋の日の何気ない陽だまりに揺れている 此の頃 涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえす ひとりごとみたいに 小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日嫁ぐ私に 苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと 笑った 作詞作曲:さだまさし 名曲「秋桜」にのせて