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浄土ヶ浜の四季  № Ⅴ

浄土ヶ浜遊覧船乗り場より、浄土ヶ浜の湾内をサッパ船で巡る「青の洞窟ツアー」に行ってきました。
「剣の山」「賽(さい)の河原」「血の池」など、大型船では近づけないスポットをガイドさんが船を止めてその由来を解説してくれました。

                           日出島

宮古湾に浮かぶ周囲約2kmの無人島です。 クロコシジロウミツバメの東半球唯一の繁殖地であるため
鳥、島ともに昭和10年、国の天然記念物に指定されました。
また地層が走っており、この中から多くの学術的に貴重な化石が発見されました。

戊辰戦争宮古港海戦の折、未明の宮古湾に浮かぶこの島を敵艦と間違えて発砲したという伝説があり軍艦島とも呼ばれています。

サッパ船(小型ボート)で、浄土ヶ浜湾内と通称「三陸の青の洞窟」と呼ばれる八戸穴を
周遊する約20分のツアー。
浄土ヶ浜の隠れた名所を巡るツアーとして、人気を集めています。

サッパ船が出発すると必ず一羽のウミネコが威風堂々と道先案内人となります。
ウミネコ浄土ヶ浜で最も普通に見られる海鳥で、手から直接エサを取ったり、
空中でキャッチしたりとなかなかの芸達者です。

 2人〜5人乗りのサッパ船は、まずは浄土ヶ浜湾内のクルーズからスタート。
波や風で浸食され、独特の模様を刻み込む、石英粗面岩の岩肌を目の前で楽しめます。

                          青の洞窟

その後、船は「青の洞窟」へ。サッパ船1隻しか入れない小さな洞窟は、鋭い岩肌と、
透明度の高い海水がつくり上げる自然の造形美。

洞窟に差し込む日光の角度や潮の干満によって、エメラルドグリーンやコバルトブルーに
色を変える幻想的な光景。

条件がそろうと、洞窟の一番奥にある穴から潮が噴き出す現象も見られ、
これを見た人は願い事がかなうという言い伝えもあるそうです。

ガイドさん曰く中々見られることは少ないそうな・・・
ラッキー!潮吹きが見られました〜!
すかさず、「 この浄土ヶ浜に震災以前と同じように観光客が来てくれますように・・・」

マリンハウスでは、震災による津波で、1隻のスワンボートだけを残し、
全てのサッパ船や貸し釣り船が流出。

                          賽の河原  

一時は再開を諦めかけたが、多くの支援により2011年6月に1隻のサッパ船で営業を再開。
現在では5隻で稼働するまでに復活しました。

代表理事の早野秀則さんは「もうだめだ、と思ったときに、仲間や全国の皆さんから
多くの励ましと支援を頂いた。何度ありがとうと言っても足りないくらい感謝している」と話す。

  海水浴場奥は浄土ヶ浜レストハウス( 二階の屋根近くまで津波がきたそうです ) 
                                         
    浄土ヶ浜や青の洞窟は、地球が生きていると感じられる素晴らしい景観でした。