新しい空、豊かで活気に満ちた高く澄んだ秋の空。
我々はどんなことがあっても歩み続けていかなければなりません。
今日までの歩み、そして今この時も未来に向けて世界はきっと良い方向へ
向かっていく。
季節が巡る。今を越える。
弘前に今年も紅葉日が訪れます。 (弘前観光コンベンション協会)
紅葉まつり会場の三の丸庭園では「古木龍吟」のテーマでフラワーアートが
展開していました。
三の丸庭園入口には、花々で彩られた巨大な花輪が登場!
疫病退散などを祈願する茅の輪くぐりから着想を得た清浄の白いアーチが
昇天華龍の持つ華々しい世界へと導いてくれます。
アーチには13種400本のアーティフィシャルフラワーを使用。
ねぷた組師による竹の造作の美しさと、雪吊りの技法による龍の頭飾りも
見どころです。
枯山水も深紅のジュータンに包まれて・・・
古木龍吟・・・衰えたものが勢いを取り戻すこと。
苦境を脱して再び脚光を浴びること。
禅宗の言葉で枯れているように見える木が風に吹かれると龍が声を
発するような勢いで音が鳴るという意味だそうな。
昇天華龍の顔の部分
三の丸庭園に並ぶのは、龍の軌道を描いた竹の演出と華やかな花手水の数々。
夕暮れからは光の演出で、幻想的な表情を見せてくれます。
弘前のりんご農家で摘果されたりんごと菊で彩られた花手水は、市民との
ワークショップや市内の生け花店の協力により制作されました。
願いが灯るりんごの木
昇天華龍の目前にそびえるのは、組ねぷたの技法を応用し、竹で製作された
迫力満点のリンゴの木!
吊り下げられた光の実に願い事を書いた袋を掛けることで、赤く輝くりんごが
たわわに実ってゆく、弘前ならではのウイッシュツリーです。