「 水も、光も、風も、ぜんたいが私なのです 」 宮沢賢治
水ぬるみ、田植えが始まった5月中旬、東北自動車道を南下、いわて・花巻南温泉狭の渡り温泉を訪ねてみました。
渡り温泉庭園からの風景 山あいの森に囲まれて「 渡り 」はあります。
新緑の中に紫の藤のお花がきれいに咲いていました。
雪どけの春、初夏の新緑、涼風が心地よい夏。
紅葉が里におりてくる秋、そして白い雪に包まれる長い冬。
ロビーに掛けられていた、岩手県沢内出身 画家 川村 勇 の 「 南風に惹かれて 」
樹々も草花も、動物たちも、そんな巡る季節の中でせい一杯生きています。
こんこんと湧く温泉。心づくしのお料理。
そして何よりも、自然の中の静けさがあります。
心の中の羽を大きく広げて、思う存分満喫できる時間と空間。
旅の疲れを癒す、潤いのお出迎え。
ゆったりと大きく開かれた窓の向こうには、山野自然がそのままの「 中庭 」が・・・
一服のお茶と手作りのお着き菓子で迎えて頂きました。
湯の宿「 別邸 楓 」
森の中の一軒宿「 渡り 」には湯の町の賑わいはありません。
日が暮れると、ビックリするほどの静けさに包まれます。
ミャンマーの山深く産する、五徳の貴石「 翡翠 」
この「 翡翠 」の持つエネルギーを湯船いっぱいに総張りにした翡翠風呂。
遠くミャンマーの地へ思いを馳せながら旅の疲れが癒されます。